こんにちは。
今回は、
独立行政法人にまつわるウワサについて、一つずつ検証してみます!
「独立行政法人って、ホワイトそう」
「公務員系ってみんなやる気ないんでしょ」
「ぶっちゃけ、税金泥棒でしょ」
実際に、独立行政法人で働く筆者が、
ウワサを一つずつ検証・解説していきます。
噂① 「年間休日130日」って、本当?
本当です。
独立行政法人の年間休日は、130日あります。
実際の求人票
とある独立行政法人の求人票を見てみましょう。
こちらを見てとある疑問が生じます。
Q.求人票には「年間休日120日以上」としか書いていないけど?
これ実は、「罠」です。
独立行政法人の年間休日には、
「夏季休暇」と「年末年始休暇」を含んでいません。
噂② 「毎日定時ダッシュ」って、本当?
部署によります
どうしても部署の性質から残業が多くなる部署もあれば、逆もしかりです。
以下に具体例を示します。
残業の多い部署
①官公庁と距離が近い部署
これは独立行政法人あるあるです。
独立行政法人はその性質より、
官公庁から(つまり国から)色々と指示を受ける立場にあります。
・国が直接はやらないような業務
・国会対応
など
とくに、国会対応に絡む部署は、
国会側が24時間営業のせいで、
ひっぱられて忙しくなります。
議員の質問がクソおせ~ので、官公庁側がクソおそくなり、それを待っている独法もクソおせ~という仕組みです。「国会対応」という名目で、夜遅くまで”待機”があります。バカみたいですね。
②お金が絡む部署
これは官民両方に共通するでしょう。
お金が絡む部署は、
決算期の前後などの「忙しい時期」が絶対に存在します。
その時期が過ぎれば、
あるていど穏やかな日々が来ますが、
忙しい時期は、残業100時間/月とか平気であるので、そのメリハリが嫌な人は、そもそも「お金系の部署」に行かないように気を付けましょう。
「簿記持ってます!」⇒よし、採用!⇒う~ん(死)
③本流の部署
その独立行政法人の核となる部署は、忙しいです。
まぁ、説明不要でしょう。
ただ、本流の仕事は基本的に面白いでしょうから、よっぽど意識が低いカスでなければ、積極的に避けろとは言いません。
有意義な、納得感のある忙しさに抵抗がない方には特に問題ないと思います。
私は意識の低いカスなので、多忙な本流事業を避けようと日々頑張っています。
残業の少ない部署
①なんだかよく分からない部署
民間も同じだと思いますが、
独立行政法人も、よく分からない部署は暇です。
・漢字+カタカナの名前の長い謎部署
・間接部門
ムカつきますね~
②総務系
総務系は、基本的にどの法人も楽です。広報とか。
しかし狙っていける部署ではありませんので、人事面談などでシレっと言うくらいしかありませんね。
私も総務系に一度は配属されてみたいです。
たしか暇すぎて11時~14時とかちゃうかな
噂③ 「税金泥棒」って、本当?
事業によります
私はとある独立行政法人にいますが、
「この事業、当初の目的から外れまくってるよな?」
という事業はたくさんあります。
来年度の予算が減ってはいけないから、それっぽく事業実績を積んでいく…
しかし、誰かが望んでいるかと言われると、う~ん…
こういう、目的を失ってダラダラ続いている事業は、税金泥棒かもしれません。
噂④ 「全員やる気ない」って、本当?
半分本当、半分ウソです
私はあんまりやる気ないですが、それでもある程度マジメには働いています。
ただ、中には「ウソやろ…」とドン引きしてしまうぐらい性格も仕事っぷりも終わってる50歳くらいの人がたまにいて、「うわ~これが公的機関が故のバケモノか~」と感心してしまいます。
かたや一方で、上位の独立行政法人は旧帝クラスでも羨望の対象となる法人(JAXAとかJICAとか)が多いため、「幼いころの夢」として入職される方も少なくありません。
あたりまえですが、こういう人たちはバリバリです。
待遇だけで独立行政法人を選んだ私に比べて、彼らの生き様は羨ましいですし、大変ステキなことですね。
(まとめ)「独立行政法人=ホワイト」だったか?
噂①「年間休日130日」って、本当?
⇒本当!
噂② 「毎日定時ダッシュ」って、本当?
⇒部署による
多忙部署:金回り系、本流、国会系
暇な部署:意味不明なところ、総務系
噂③ 「税金泥棒」って、本当?
⇒事業による
当初の目的を逸した事業は税金泥棒
噂④ 「全員やる気ない」って、本当?
⇒人による
待遇を求めてやってきた私みたいなダメもいれば、
幼いころからの夢として来たキラキラもいる。
↓
独立行政法人は、
(部署ガチャ成功すれば or 人によっては)
間違いなくホワイト
あなたのバックグラウンドに「お金系部署」に回されそうな経歴がなく、
かつ、本流や国会対応をさせられない運があれば、
独立行政法人はガチでホワイトです。
いや前提条件多すぎやろ!とお思いかもしれませんが、民間も同じです。
年間休日130日で、みんな穏やかで、30歳600万円で、男性育休もフルで、世間体もそこそこいい会社という企業となると、中々探すのが大変です。
独立行政法人は、
「全ての待遇が75点」です。
どこかが欠けているとブラック企業と評される昨今、
公的が故に、ほとんどの指標がある程度マトモだと担保されている独立行政法人は、
これから就活人気が高まるだろうと勝手に思っています。
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