「独立行政法人 なんj」って検索している人は、何を求めているんでしょうか?
本記事は…
「独立行政法人 やめとけ」と検索している方に向けて、
- 独立行政法人って、何?
- 独立行政法人で働くって、忙しい?楽?
を解説する記事です。
結論:独立行政法人は楽です
独立行政法人って、そもそも何?
定義
独立行政法人制度とは、各府省の行政活動から政策の実施部門のうち一定の事務・事業を分離し、これを担当する機関に独立の法人格を与えて、業務の質の向上や活性化、効率性の向上、自律的な運営、透明性の向上を図ることを目的とする制度です。
独立行政法人の業務運営は、主務大臣が与える目標に基づき各法人の自主性・自律性の下に行われるとともに、事後に主務大臣がその業務実績について評価を行い、業務・組織の見直しを図ることとされています。
総務省では、独立行政法人の新設、目的の変更その他当該独立行政法人に係る個別法の定める制度の改正及び廃止に関する審査を行っているほか、主務大臣による目標策定、業績評価が客観的かつ厳正に行われるよう、政府統一的な指針を定めています。また、総務省には政府唯一の第三者機関として独立行政法人評価制度委員会が設置されており、主務大臣による目標策定、評価や業務・組織の見直しをチェックし、必要に応じて意見を述べることとされています。
独立行政法人通則法(平成11年法律103号)(抄)
第2条
この法律において「独立行政法人」とは、国民生活及び社会経済の安定等の公共上の見地から確実に実施されることが必要な事務及び事業であって、国が自ら主体となって直接に実施する必要のないもののうち、民間の主体に委ねた場合には必ずしも実施されないおそれがあるもの又は一の主体に独占して行わせることが必要であるもの(以下この条において「公共上の事務等」という。)を効果的かつ効率的に行わせるため、中期目標管理法人、国立研究開発法人又は行政執行法人として、この法律及び個別法の定めるところにより設立される法人をいう。
https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/gyoukan/kanri/satei2_01.html
カンタンに
ざっくり一言で言うと、
「放っておくと誰もやらないけど、誰かがやらなきゃ困ること」を、代表してやるところです!
具体的なところだと、
- 国民生活センター
- 大学入試センター
- 日本学生支援機構
何となく聞いたことありますよね?細かいことはさておき、誰かがやらなきゃ困りそうです。
誰が何しているのかよく分からない機構とかセンターって、だいたい独立行政法人と考えればOK!
(参考)有名な独立行政法人
そんな独立行政法人のなかでも、皆さんに耳馴染みがいいのは、このあたりでしょうか。
【有名な独立行政法人】
- 理化学研究所(理研)
- 宇宙航空研究開発機構(JAXA)
これらは独立行政法人の中でも、とくに「国立研究開発法人」に分類されます。
国立研究開発法人は、在籍職員のほとんどが理系の旧帝院卒です。
世間からの注目度も高く、働く上でも若干やりがい搾取気味ですので、真にやる気のない人は注意です。とはいえ大抵の民間企業よりはホワイトですが。
別記事で解説しているのでよければそちらも併せてご覧ください。
さて、独立行政法人の仕事は、「忙しい」?「けっこう楽」?
仕事の忙しさ
結論から申し上げますと、独立行政法人で働くことは、けっこう楽です!
ハンパな大学を出た後に、テキトーに就活して、泣きながら営業or技術をやっている方に、独立行政法人は非常にオススメできます。
筆者の経験から、民間と独法でどう違うのか、何がどうラクなのかを解説します。
楽な理由
理由① 「お客様」がいないから
独立行政法人がラクな理由の最も大きな理由が、お客様がいないことです。
民間は、何がどう転んでも金を稼がねばならない「客商売」です。
比べて独立行政法人は、お客がいません。強いて言えば「国民がお客様」です。
つまり、実質的な客への距離が遠いワケですから、客からギャーギャー言われません。
民間時代の大抵のストレス因子が消えます。
-◇客がいないから、”納期”が緩い
客商売をやっている大半の方はご理解されていると思いますが、大抵のトラブルやストレスは、「納期」に絡んでいますよね。
その「納期」が緩い(もしくは無いに等しい)わけですから、大半の業務のストレス値が低いです。
-◇客がいないから、”お金”が緩い
客商売でないので、カネがらみの問題(値下げ要求、値上げ依頼)がほとんどありません!
予算だなんだっていうのはありますが、所詮はお役所レベルの鉛筆なめなめですから、民間で耐えられた人からすると余裕です。
心をむしばんでいたカネ因子も、大抵はなくなります。なので、ラクなんです。
しかも、大抵の場合は、調達する側に立ちます。
したがって、民間に偉そうにすることだって可能です!(個人的な推しポイント!)
工場や代理店、もしくは消費者に頭を下げるのから卒業しましょう。
カスみたいなメンタリティー?上等です。とにかくラクして働きましょう!
理由② 同僚が、似たようなメンタルだから
就活のとき、皆さんはどのようなメンタリティーでしたか?
【独法にはいない人】
バリバリ働いて20代で1,000万円稼ぎたい…
子供のころからの夢で…
社会貢献で…
SDGsで…
そんなメンタリティーの人、誰もいません!
独立行政法人にいる人は、
【独法にいる人】
年間休日130日で…
テレワーク中にYouTube見たい…
30歳で600万円くらいで…
誰かに偉そうにしたい…
あとガツガツしてる人見たくない…
本当にこんな感じです。
よく言えばマッタリ、悪く言えば、やる気ゼロです。
誰も互いの仕事ぶりを詰めたりしません。上長もテキトーなら部下もテキトー。
新卒だけ多少やる気ありますが、半年だけです。
税金使っているところ申し訳ないんですけど、本質的なホワイト企業って、こういうところだと思いませんか?
7:00-21:00で年収1,000万円とか言われても、「いやムリー」って感じですよね。
※気力のない人に向けた補足資料
独立行政法人には、55歳くらいの死にかけ万年係長(年収900万円)がたくさんいます。
みんなだらだら働いてて、定時ダッシュしていて、とっても幸せそうです。
Twitterの就活・転職界隈見て、自分の不甲斐なさに落ち込むのは、もうやめましょう。
当然働きたくはないけど、お金はそこそこほしいし、周りにバカにされるのも嫌ですよね?
全てをかなえられる場所、それが独立行政法人です。
見栄を張るのはやめて、私と一緒に独立行政法人で働きましょう!
営業辞めたい人にもオススメ
ただ、一定以上の学歴が必要な点はご注意ください。
待遇
すべて公表されている
独立行政法人は待遇がすべて公開されています。(なんか法律があるらしいですわ)
例えば、JAXAの年収を知りたければ、ワケの分からない年収比較サイトではなく、以下を見てください。
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構の役職員の報酬・給与等について
↑「〇〇(法人名)の役職員の報酬・給与等について.pdf」
これは全独法に必ずあります!
このように、独立行政法人は役職員の給与を公開しなければならない決まりになっているので、平均年収と平均年齢が極めて正確な数値で分かります。
ですので、必ず法人サイトを直接見るようにしましょう!
JAXAってすごいですね。年収試算までありましたよ。
学士卒の実務5年、想定年収550万円。
…うーん、超エリートなのに安い!w
実を言うと、JAXAだろうが理研だろうが、独立行政法人はどこもこれくらいです。
つまり、どんなザコ独法でも28歳550万くらいです。
たぶん世間に比べるとそこそこですよね。
仕事はクソ楽なのに。つまりコスパ最強です。
まとめ
簡単にですが、独立行政法人は「客がいない」「納期が緩い」、だから楽だとお伝えしてまいりました。記事は参考になりましたか?
【まとめ】
〇 独法は誰かがやらないといけないことをやる公的機関
〇 お客さんがいないから、納期が緩いから、仕事は楽
〇 待遇もフルオープンなので、騙し求人が少ない
応援しています!
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